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スピルバーグ監督の戦争映画の名作「プライベート・ライアン」(1998年)

プライベート・ライアン(1998年)

プライベート・ライアン (吹替版)

この映画は1998年に公開された戦争映画です。

 

ストーリーとしては、第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦を舞台に、1人の兵士を救出に向かう兵隊の話です。 

 

監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はトム・ハンクス、救出されるライアン役にマット・デイモンが出演しています。(当時の二人の年齢は、トム・ハンクス42歳、マット・デイモン28歳ぐらいです)

 

 

基本情報

・制作年:1998年
・製作国:アメリカ
・原題:Saving Private Ryan
・配給:UIP
・上映時間:2時間50分(170分)
・映論区分:なし(*1)
・時代設定:第二次世界大戦 ノルマンディー上陸作戦(1944年6月)

 

(*1)
年齢規制はありませんが、これは公開が1998年でまだ映倫規制が甘かったためです。アメリカでは、当初NC-17の予定でしたが、スピルバーグ監督が「17歳以下の子供も戦争に行ったんだ」とアメリカ映画協会(MPAA)を説得した結果、ノーカットでR指定を獲得したそうです。日本版もノーカット(全年齢))で公開されています。

アメリカのNC-17は、日本の映画倫理機構(映倫)でいうR18+指定(成人映画)に相当します。アメリカのR指定(17歳未満は成人保護者の同伴必須)よりも制限が厳しい区分で、17歳以下の劇場鑑賞やDVDビデオの購入・レンタルは全面的に禁止されています。

G ⇒ PG ⇒ PG-13 ⇒ R ⇒ NC-17
(右へ行くほど大人向けです)

 

みどころ

【みどころ①】オマハ・ビーチでの戦闘シーン(最初の20分)

【みどころ②】若かりし頃のトム・ハンクス、マット・デイモンの演技

 

スタッフ

・監督:スティーヴン・スピルバーグ

第16代アメリカ大統領を題材にした最新作「リンカーン」が全米公開されたことを記念して、米Vultureがスティーブン・スピルバーグ監督の全28作品のランキングを発表しました。

1 「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981)
2 「E.T.」(1982)
3 「シンドラーのリスト」(1993)
4 「ジョーズ」(1975)
5 「プライベート・ライアン」(1998)
6 「宇宙戦争」(2005)
7 「マイノリティ・リポート」(2002)
8 「未知との遭遇」(1977)
9 「リンカーン」(2012)
10 「ミュンヘン」(2005)
11 「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」(1984)
12 「ジュラシック・パーク」(1993)
13 「A.I.」(2001)
14 「激突!」(1971)
15 「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(1989)
16 「太陽の帝国」(1987)
17 「アミスタッド」(1997)
18 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)
19 「戦火の馬」(2011)
20 「カラー・パープル」(1985)
21 「ターミナル」(2004)
22 「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」(1997)
23 「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」(2011)
24 「続・激突!/カージャック」(1974)
25 「オールウェイズ」(1989)
26 「1941」(1979)
27 「フック」(1991)
28 「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008)

 

・音楽:ジョン・ウィリアムズ

音楽がいいなと思って、音楽を担当したジョン・ウィリアムズを調べたら以下の作品を担当していました。すごいですね、あなたが見た作品が一つはあるのではないでしょうか。世の中にはこんな人がいるんですね、尊敬します。

1965年『宇宙家族ロビンソン』TV
1965年『勇者のみ』※日米合作映画 広瀬健次郎との共同
1966年『タイムトンネル』TV
1966年『おしゃれ泥棒』※ジョニー・ウィリアムズ名義
1968年『巨人の惑星』TV
1969年『華麗なる週末』※ジョン・ウィリアムズ名義の初映画サントラ
1970年『ジェーン・エア』
1971年『屋根の上のバイオリン弾き』(アカデミー編曲賞)
1971年『11人のカウボーイ』
1972年『ポセイドン・アドベンチャー』
1973年『ロング・グッドバイ』
1974年『タワーリング・インフェルノ』
1975年『大地震』
1975年『アイガー・サンクション』
1975年『ジョーズ』(アカデミー作曲賞・グラミー賞受賞)
1976年『ファミリー・プロット』
1976年『ミッドウェイ』
1977年『ブラック・サンデー』
1977年『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(アカデミー作曲賞・グラミー賞受賞)
1977年『未知との遭遇』(グラミー賞受賞)
1978年『スーパーマン』(グラミー賞受賞)
1979年『ドラキュラ』
1979年『1941』
1980年『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(グラミー賞受賞)
1981年『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(グラミー賞受賞)
1982年『E.T.』 (アカデミー作曲賞・グラミー賞受賞)
1983年『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』
1984年『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』
1984年『ザ・リバー』
1986年『スペースキャンプ』
1987年『イーストウィックの魔女たち』
1987年『太陽の帝国』
1988年『偶然の旅行者』
1989年『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』
1989年『7月4日に生まれて』
1989年『アイリスへの手紙』
1990年『ホーム・アローン』
1990年『推定無罪』
1991年『JFK』
1992年『フック』
1992年『ホーム・アローン2』
1992年『遥かなる大地へ』
1993年『ジュラシック・パーク』
1993年『シンドラーのリスト』(アカデミー作曲賞・グラミー賞受賞)
1995年『サブリナ』
1997年『アミスタッド』
1997年『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』
1997年『セブン・イヤーズ・イン・チベット』
1998年『プライベート・ライアン』(グラミー賞受賞)
1999年『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
2001年『A.I.』
2001年『ハリー・ポッターと賢者の石』
2002年『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
2002年『マイノリティ・リポート』
2002年『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』
2002年『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
2004年『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
2004年『ターミナル』
2005年『宇宙戦争』
2005年『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
2005年『SAYURI』(ゴールデングローブ賞受賞)
2005年『ミュンヘン』
2005年『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(テーマ曲のみ)
2006年『スーパーマン リターンズ』(テーマ曲のみ)
2007年『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(テーマ曲のみ)
2008年『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
2009年『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(テーマ曲のみ)
2010年『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』(テーマ曲のみ)
2011年『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』(テーマ曲のみ)
2011年『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
2011年『戦火の馬』
2012年『リンカーン』
2013年『やさしい本泥棒』
2015年『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』[3]
2016年『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』
2017年『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
2017年『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
2019年『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

 

キャスト

・トム・ハンクス

・エドワード・バーンズ

・マット・デイモン

 

受賞歴

第71回アカデミー賞(1999年)
・監督賞
・撮影賞
・音響編集賞
・音響賞
・編集賞

 

1999年の第71回アカデミー賞では、11部門にノミネートされましたが惜しくも作品賞を逃し、「監督賞、撮影賞、音響編集賞、音響賞、編集賞」の5部門のみを受賞しました。

作品賞を受賞してもおかしくない作品ですが、評価者のアカデミー会員の中に血生臭い映画が苦手な会員が多かったのかもしれません。ちなみのこの年の作品賞は「恋におちたシェイクスピア」でした。

 

第56回ゴールデングローブ賞(1999年)
・最優秀作品賞(ドラマ部門)

 

あらすじ ※ネタバレ注意

 【プロローグ】
ある老人が家族を連れてノルマンディー米軍英霊墓地を訪れ、一つの墓の前で戦時中のある思い出を回想する。

 

【オマハ・ビーチ】
アメリカ軍は、ノルマンディー上陸作戦に成功するが、ドイツ国防軍の激しい攻防により多くの戦死者を出してしまう。

 

そんな中、アメリカ陸軍参謀総長ジョージ・マーシャルの元に、ある兵士の戦死報告が届く。それはライアン家の四兄弟のうち三人が戦死したというものだった。

 

残る末子ジェームズ・ライアンも、ノルマンディー上陸作戦前日の空挺降下の際に敵地で行方不明になったという報告が入り、マーシャルはライアンを保護して本国に帰還させるように命令する。

 

【村での攻防】
命令を受けたミラー大尉は、6名の部下と、通訳として歩兵師団から引き抜いたアパム伍長をつれて、ライアンがいると思われるフランス内陸部へ向かう。

 

一同は味方がドイツ軍と交戦中の村に入り戦闘に参加する。途中、カパーゾ二等兵が、遭遇したフランス人の独断で子供を保護しようとして狙撃されてしまう。


狙撃手のジャクソン二等兵が敵の狙撃手を射殺するが、カパーゾは息を引き取る。
戦闘終息後にミラーは「ライアン」を見つけ、三人の兄が戦死したことを告げるが、同姓同名の別人だった。

 

【空挺部隊の集結地、ドイツ軍陣地へ】

空挺師団の集結地点に到着したミラーたちは、周囲の将兵たちに聞き込みを行う。ライアンの知り合いは、ライアンが混成部隊に加わり前線の橋を守っていることを伝える。

 

ミラーたちは前線に向かうが、その途中で破壊されたドイツ軍の対空レーダーサイトと警備陣地を発見し、ミラーは後続の部隊の被害を防ぐために戦闘を決意する。警備陣地の制圧には成功したものの、ウェイド衛生兵が戦死する。

 

彼の死に憤慨したライベン一等兵は生き残っていたドイツ兵を殺そうとするが、
ドイツ兵を解放して後続の連合軍部隊に降伏するように指示する。

 

【前線の橋】
前線の橋にでミラーたちは、ついに探し求めていたライアンを発見する。ミラーはライアンに帰還するように命令するが、彼は命令を拒否する。

 

それを聞いたミラーたちも混成部隊と共に、戦車に支援されたドイツ武装親衛隊を迎え撃つことになる。

 

ミラーたちは敵を市街地で奇襲を仕掛けるが、メリッシュ二等兵や、ジャクソン、ホーヴァスらが次々に戦死する。

 

ミラーは、橋の爆破を試みるが、自身が解放したドイツ兵に撃たれ身動きが取れなくなる。

 

そこに援軍とP-51戦闘攻撃機が到着し、ドイツ軍は撤退を開始。アパムは逃げる敵兵の中にミラーが逃がしたドイツ兵を見つけ、彼を射殺し、残りの敵兵を見逃す。

 

衛生兵を呼ぶライアンの声もむなしく、ミラーはライアンに生きて人生を全うするように告げて目を見開いたまま息絶える。

 

【終戦後】
時は再び現代に戻る。戦争終結から数十年後、年老いたライアンはミラーの墓前で彼とその部下たちに感謝の言葉を伝えた後、妻に「私は彼が望む人生を生きただろうか」と問いかける。

 

妻の「もちろんです」という言葉を聞き、ライアンはミラーの墓に向かい敬礼を捧げる。 

 

感想

最初の20分くらいは、ノルマンディー上陸作戦の戦闘シーンで残酷なシーンが続き、戦争の悲惨さがしっかりと伝わってきます。グロテスクなのが苦手な方はダメかもしれません。

 

内容は非常に分かりやすく、2時間50分という時間を感じずに見ることができました。あと、この前の「スタッフ」にも書いていますが音楽が良かったです。

 

ライアン(マット・デイモン)を見つけてから、ジョン・H・ミラー大尉 (トム・ハンクス)たちが、前線の橋でドイツ兵・戦車を待ち伏せするシーンは、何度みてもドキドキします。

 

【ノルマンディー上陸作戦とは】
第二次世界大戦中の1944年6月6日に連合軍によって行われたドイツ占領下の北西ヨーロッパへの侵攻作戦。最終的に200万人近い兵員がドーバー海峡を渡ってフランス北西部の半島、ノルマンディー海岸に上陸し、現在に至るまで歴史上最大規模の上陸作戦である。

 

いくつか戦争映画を見ましたが、私の中では3本の指に入るくらいの名作で、最近の映画と比べても遜色のない映画だと思います。

 

この映画がよかった人へのおススメ映画

・ダンケルク(2017年)
・フューリー(2014年)

 

その他情報

興行収入

同じ年には、名作「アルマゲドン」とハリウッド版「GODZILLA」が上映されており、当時の興行収入を見るとこのあたりとしのぎを削っています。

 

1998年全世界興行収入トップ5

順位   題名                                      興行収入
1.      アルマゲドン                      $553,709,788 
2.      プライベート・ライアン    $481,840,909 
3.      GODZILLA                          $379,014,294
4.      メリーに首ったけ               $369,884,651 
5.      バグズライフ                      $363,398,565

 

リンカーンの手紙

映画の中で参謀総長が読んだリンカーンのビクスビー夫人にあての手紙(日本語版)


奥さま


マサチューセッツ州陸軍局より、報告書が送られてきました。

5人のご子息が名誉の戦死をとげられたと

どのような言葉をもってしても

あなたのお悲しみを癒すことは不可能でしょう。

しかし合衆国連邦に命を捧げたご子息たちに

我々は深い感謝を捧げます。

願わくは神があなたの悲しみを和らげ

幸せな思い出だけをあなたに残すことを

自由の祭壇に捧げた尊い犠牲、それを誇りとして下さい。

心より敬意をこめて


アブラハム・リンカーン

 

 

評価

 

4.2点/5点満点

 

 

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