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ブラックホールを見事に表現したSF名作映画「インターステラー」(2014年)

インターステラー(2014年)

 インターステラー(字幕版)

クリストファー・ノーラン監督による2014年のSF映画です。

 

地球の植物が枯れ、異常気象により人類は滅亡の危機にさらされ、NASAの宇宙飛行士が人類の新天地を探しに行くと言った話の映画です。

 

 

基本情報

・制作年:2014年
・製作国:アメリカ
・原題:Interstellar
・配給:ワーナー・ブラザース映画
・上映時間:2時間49分(169分)
・映論区分:G(年齢にかかわらずだれでも閲覧できる)
・時代設定:近未来

 

みどころ

【みどころ①】理論物理学者キップ・ソーンの情報を基に描かれたブラックホール「ガルガンチュア」
【みどころ②】氷の惑星と水の惑星

 

スタッフ

・監督・脚本:クリストファー・ノーラン

 <主な監督作品>
「メメント」(2000年)
「バットマン ビギンズ」(2005年)
「ダークナイト」(2008年)
「インセプション」(2010年)
「ダークナイト ライジング」(2012年)
「ダンケルク」(2017年) 

 

 <アカデミー賞ノミネート作品>

・第90回(2018年)・・・「ダンケルク」作品賞、監督賞

・第83回(2011年)・・・「インセプション」作品賞、脚本賞

・第74回(2002年)・・・「メメント」脚本賞 

 

ご覧のとおり名作を送りだしていますが、クリストファー・ノーラン自身は、2019年6月時点でアカデミー賞を受賞していません。

 

キャスト

・マシュー・マコノヒー

 <主な出演作品>

「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013年)

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013年)

「コンタクト」(1997年)


・アン・ハサウェイ

 <主な出演作品>

「ダークナイト ライジング」(2012年)

「レ・ミゼラブル」(2012年)


・ジェシカ・チャステイン

 <主な出演作品>

「ゼロ・ダーク・サーティ」(2012年)


・エレン・バースティン
・マット・デイモン
・マイケル・ケイン

 

 <主な出演作品>

「ダークナイト ライジング」(2012年)

「インセプション」(2010年)

 

受賞歴

第87回 アカデミー賞(2015年)
・視覚効果賞

 

あらすじ ※ネタバレ注意

地球規模の植物の枯死、異常気象により人類は滅亡の危機にさらされていた。

元宇宙飛行士クーパーは、義父と15歳の息子トム、10歳の娘マーフィー(マーフ)とともにトウモロコシ農場を営んでいた。

 

クーパーは、娘マーフの部屋で起きる超常現象について調べているうちに、かつての仕事仲間のブランド教授と再会する。

 

ブランド教授から、NASAは土星近傍のワームホールを通り抜けて、別の銀河に人類の新天地を求めるプロジェクト「ラザロ計画」を遂行していることを知らされる。

教授は、帰還できるかわからい第二の地球となり得る惑星を探すミッションに、パイロットとして参加するようクーパーを説得する。

 

クーパーは、娘マーフにミッションに参加することを反対され、和解を得られないまま、ブランド教授の娘アメリア・ブランド博士らとともに出発する。

 

二年後、クーパーが乗り込む、宇宙船エンデュランスは土星付近のワームホールに接近する。エンデュランスはワームホールを通り抜け、ラザロ計画の先駆者の一人、ミラー飛行士が待つ水の惑星を目指す。

 

水の惑星は、超大質量ブラックホールガルガンチュアの最も内側を公転しており、ガルガンチュアの超重力が時間の流れを遅くしており、水の惑星での一時間は地球の七年間に相当する。


地質学者のドイル、アメリア、クーパー、人工知能ロボットのCASEは、小型シャトルレインジャーで水の惑星に降り立ち、惑星の表面を捜索するがミラー飛行士は見つからず、彼女の着陸船の残骸だけが見つかる。


間もなく、ガルガンチュアの強大な潮汐力(ちょうせきりょく)により、山脈と見まごうほどの巨大な波が一行を襲い、命からがら水の惑星を脱出するがドイルを失う。

 

クーパーらはエンデュランスに帰還するが、そこでは23年あまりが経過し、エンデュランスでクーパーらの帰りを待っていたロミリーはすでに壮年に差しかかっていた。


地球では、マーフとブランド教授が重力の研究を行っていた。

重力の方程式に解を見つけられれば、巨大なスペースコロニーを宇宙に打ち上げ、地球に残された人間を宇宙に脱出させられると期待されていた。

 

しかし、ブランド教授は老齢で死亡する間際にマーフに何十年も前に重力方程式を解いており、重力制御は事実上不可能だとの結論を導いていたが、長年にわたって事実を隠蔽し続けてきたことを打ち明ける。

 

マーフは愕然とするが、それでも研究は続け、重力の本質を理解するためにはブラックホールの中心の特異点を観測して、データを持ち帰る必要があることに気付く。

 

燃料が少なくなっているエンデュランスでは、マン博士の惑星とエドマンズ飛行士が残る二つの候補惑星のどちらを探査するか選択を迫られる。

 

アメリアは恋人のエドマンズがいる惑星へ行くことを強く推したが、エンデュランスはマン博士の待つ、氷の惑星へ向かい、小型シャトルレインジャーで氷の惑星に降り立つ。

 

冷凍睡眠から目覚めたマン博士は、クーパーを惑星表面探査に連れ出し、クーパーを不意討ちし、彼の宇宙服のバイザーを破壊する。

 

マン博士は氷の惑星に着陸してすぐ、人類は生存できないことを悟っていたが、氷の惑星が人類の新天地であるかのようなねつ造データを地球に発信していた。

 

クーパーは窒息死寸前でアメリアに救出されるが、ロミリーはマン博士がキャンプに仕掛けた爆弾の犠牲になってしまう。


マン博士は、レインジャーを奪って軌道上のエンデュランスを奪取しようと惑星外へ離脱する。マン博士は、クーパーらに先んじてエンデュランスにランデブーし、手動でドッキングを試るが、ドッキング・モジュールの気密が不完全だったため急激な減圧で死亡する。

 

エンデュランスも事故の衝撃で本来の軌道を外れ、回転しながら氷の惑星に落下しはじめる。クーパーとTARSは決死の操縦でランダーをエンデュランスにドッキングさせ、機体を惑星大気圏外まで押し上げる。

 

甚大な損傷をこうむったエンデュランスは燃料と酸素のほとんどを失い、地球への帰還、マーフとの再会は叶わなくなる。


クーパーは、エンデュランスをガルガンチュアに接近させ、アメリア一人をエンデュランスに残したまま、TARSを乗せた着陸船ランダー、自分を乗せたレインジャーIIを切り離し、彼女一人にミッションの全てを託す。

 

死重量を捨てて身軽になったエンデュランスはガルガンチュアを脱出する軌道に乗るが、クーパーとTARSはガルガンチュアへ落下していく。

 

クーパーはTARSにブラックホール内部のデータを取り続けるように命じる。その後、クーパーとTARSは「彼ら」が創造した無数の立方体が幾重にも折り重なった 4次元超立方体テサラクトの空間に辿り着く。

 

その空間は、マーフの部屋を通じて地球の過去・現在・未来全ての時間と連結している空間で、クーパーは重量波を操作して本棚から本を落とす等して過去のマーフと交信を試みるが、それでも娘を置いてミッションに出発する自分の過去を変えることはできなかった。


クーパーは過去を変えるためではなく、未来を変えるためにこの空間に送られたことに気づき、TARSに収集させた特異点のデータを、現在のマーフのアナログ時計の秒針で表現する。

 

旧家に戻ったマーフは、幼い頃に部屋で起こった重力現象が父親からのメッセージだったことに気付く。秒針の動きからそれをモールス信号だと紐解き、その特異点のデータを使い、マーフはブランド教授が成し得なかった重力問題に解を見つける。


クーパーは宇宙に放り出され漂流中にたまたま探索中だった宇宙船に発見され、土星の軌道上に建造された巨大スペースコロニー内部の病室で目覚める。

 

マーフの功績でスペースコロニーの建造と打ち上げが成功し地球の人類が救済されたのだ。

 

クーパーはコロニーの病室で年老いたマーフと彼女の大勢の子や孫たちとともに再会を果たす。

 

マーフは約束を果たしたクーパーを、エドマンズの惑星へ一人で向かったアメリアを捜索しに行くよう、優しくさとす。

 

クーパーは修理したTARSとともに小型宇宙船に乗ってコロニーを後にする。

 

感想

この映画を初めて見たときは、「相対性理論、量子力学、特異点」等、物理の専門的な言葉が出てきて理解に苦しみました。

 

それもそのはず、本物の理論物理学者のキップ・ソーンが科学コンサルタント兼製作総指揮を務めていたためです。(キップ・ソーン氏は2017年、重力波検出装置の構築及び重力波発見への決定的な貢献により、ノーベル物理学賞を受賞しています)

 

この映画がよかった人へのおススメ映画

クリストファー・ノーラン監督の作品なら

・インセプション(2010年)
・ダンケルク(2017年)

 

その他情報

今年2019年4月10日に、史上初ブラックホールの撮影に成功したというニュースがありましたがこの映画はまさにそのブラックホールの話です。下記がその実際のブラックホールの写真です。

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ホライズン・テレスコープで撮影された、銀河M87中心の巨大ブラックホールシャドウ。

画像出典元URL:https://www.nao.ac.jp/

 

 

評価

4.3点/5点満点

 

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