インセプション(2010年)
2010年公開のアメリカのSFアクション映画です。
第83回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、撮影賞、視覚効果賞、美術賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞の8部門にノミネートされ、「撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞」を受賞しています。
基本情報
・公開年:2010年
・製作国:アメリカ
・原題:Inception
・配給:ワーナー・ブラザース映画
・上映時間:2時間28分(148分)
・映論区分:G(年齢にかかわらずだれでも閲覧できる)
・時代設定:2010年ごろ(未発表のため、製作年2010年と考えられる)
みどころ
【みどころ①】重力が反転するホテル内での格闘シーン
【みどころ②】夢の中で構築される建物
スタッフ
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
「メメント」(2000年)
「ダークナイト トリロジー」
・「バットマン ビギンズ」(2005年)
・「ダークナイト」(2008年)
・「ダークナイト ライジング」(2012年)
「インセプション」(2010年)
「インターステラー」(2014年)
「ダンケルク」(2017年)
「TENET テネット」(2020年)
製作総指揮:クリス・ブリガム、トーマス・タル
キャスト
レオナルド・ディカプリオ
<主な出演作品>
「ギルバート・グレイプ」(1993年)
「ロミオ+ジュリエット」(1996年)
「タイタニック」(1997年)
「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002年)
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002年)
「アビエイター」(2004年)
「ブラッド・ダイヤモンド」(2006年)
「ディパーテッド」(2006年)
「シャッター アイランド」(2010年)
「インセプション」(2010年)
「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)
「華麗なるギャツビー」(2013年)
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(2013年)
「レヴェナント: 蘇えりし者」(2015年)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)
渡辺謙
<主な出演作品>
「タンポポ」(1985年) ※日本映画
「海と毒薬」(1986年) ※日本映画
「陽はまた昇る」(2002年) ※日本映画
「ラスト サムライ」(2003年)
「北の零年」(2005年) ※日本映画
「バットマン ビギンズ」(2005年)
「SAYURI」(2005年)
「硫黄島からの手紙」(2006年)
「明日の記憶」(2006年) ※日本映画
「沈まぬ太陽」(2009年) ※日本映画
「インセプション」(2010年)
「GODZILLA ゴジラ」(2014年)
「怒り」(2016年) ※日本映画
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019年)
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
<主な出演作品>
「(500)日のサマー」(2009年)
「G.I.ジョー」(2009年)
「インセプション」(2010年)
「50/50 フィフティ・フィフティ」(2011年)
「ダークナイト ライジング」(2012年)
「LOOPER/ルーパー」(2012年)
「ザ・ウォーク」(2015年)
「スノーデン」(2016年)
マリオン・コティヤール
<主な出演作品>
「TAXi」シリーズ
・「TAXi」(1998)
・「TAXi2」(2000)
・「TAXi」(2003)
「NINE」(2009)
「インセプション」(2010)
「コンテイジョン」(2011)
「ダークナイト ライジング」(2012)
「アサシン クリード」(2016)
エレン・ペイジ
<主な出演作品>
「ハードキャンディ」(2005)
「X-MEN: ファイナル ディシジョン」(2006)
「JUNO/ジュノ」(2007)
「インセプション」(2010)
「X-MEN: フューチャー&パスト」(2014)
「アンブレラ・アカデミー」(2019) ※Netflixドラマ
トム・ハーディ
<主な出演作品>
「ブロンソン」(2008)
「インセプション」(2010)
「ウォーリアー」(2011)
「裏切りのサーカス」(2011)
「ダークナイト ライジング」(2012)
「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」(2013)
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)
「レヴェナント: 蘇えりし者」(2015)
「ダンケルク」(2017)
「ヴェノム」(2018)
受賞歴
第83回アカデミー賞(2011年)
・撮影賞
・視覚効果賞
・音響編集賞
・録音賞
制作
クリストファー・ノーランが構想期間約20年ほどの歳月をかけた力の入った作品です。
2002年にクリストファー・ノーランはワーナー・ブラザースに、夢の中に入り込む泥棒を描いた80ページほどの脚本と、重力が反転するホテル内での格闘シーンを描いたコンセプト画を提示し 、このホテルの格闘シーンのコンセプト画をワーナーが気に入り、映画化することが決定しました。
2009年2月11日、ワーナー・ブラザースよりノーランから本作の脚本を購入したことが発表され、同年6月19日に東京で製作が始まり、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、タンジェ、カルガリーなど世界各所で撮影が行われました。
あらすじ ※ネタバレ注意
他人が夢を見ている最中に、潜在意識に潜り込み情報を抜き出す産業スパイのコブ(レオナルド・ディカプリオ)とアーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。彼らの元に、実業家のサイトー(渡辺謙)から仕事の依頼が舞い込む。
その内容は、ライバル企業を倒産に追い込むために、会長モーリス・フィッシャーの息子ロバート(キリアン・マーフィ)の夢の中に侵入し、「会社を潰す」という考えを潜在意識に植えつける (inception)というものだった。
サイトーは、見返りとしてコブの殺人容疑を取り消してコブが子供たちの待つ家に戻れるよう、影響力を行使することを約束する。
コブは依頼を引き受け、選りすぐりのメンバーとして、口達者な「なりすまし人」イームス(トム・ハーディ)、夢を安定させる強力な鎮静薬を調合するユスフ、亡き妻の父であるステファン・マイルズ教授(マイケル・ケイン)の助けで勧誘した、夢の中に設置する迷宮を設計する建築学科の学生アリアドネ(エレン・ペイジ)で組織を組む。
アリアドネは、入り込んだコブの夢の中で亡き妻モルが侵略的に投影されていることを知る。
会長モーリスがシドニーで亡くなり、コブたちは、息子ロバートに鎮静薬を投与して夢に侵入するため、息子ロバートをロサンゼルスまでの飛行時間10時間の便に乗せる。サイトーは、コブが成功するのを確認するために同行する。
機内で息子ロバートを眠らせ夢の中に入っていったコブ達は、ロバートがエクストラクトというインセプションを防ぐ訓練を受けていたせいで、夢の中で武装化した人間から攻撃を受ける。しかし、コブ達は、依頼を成功させるため、ロバートから父親会長モーリスの金庫の暗証番号を聞き出そうとするが。。。
感想
見ていてよくこんな映画を考えついたなあと思います。夢の中で自由に街を変えれるとはいえ、物理的なルールを無視して、町が倒れ掛かってきて折り重なるシーンは圧巻です。
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インターステラー(2014年)(クリストファー・ノーラン監督)
興行収入
北米の公開初週末3日間で興行収入6,280万ドルを稼ぎだしています。
これはレオナルド・ディカプリオ主演作では過去最高のオープニングであり、またSF映画としてはジェームズ・キャメロン監督の『アバター』につぐ史上2番目のオープニング記録となっています。
2週目もアンジェリーナ・ジョリー主演の『ソルト』を引き離し首位を獲得し、さらに3週目も首位を維持しています。
批評家の反応
メタルギアシリーズの生みの親、ゲームデザイナー小島秀夫は「世の中が映像の3D化に堕ちていく中、天才クリストファー・ノーランは映像そのものの階層化に挑んだ。
現実(フィクション)から夢(フィクション)、夢(フィクション)から虚構(フィクション)へと墜ちて行く、底なし脳内アクション大作!」とコメントしています。
評価
4.0点/5点満点

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