ハクソー・リッジ(2016年)
2016年公開のアメリカ合衆国の伝記映画です。
太平洋戦争の沖縄戦で衛生兵として従軍したデズモンド・T・ドスの実体験を描いた戦争映画です。
基本情報
・公開年:2016年
・製作国:アメリカ・オーストラリア合作
・原題:Hacksaw Ridge
・配給:キノフィルムズ
・上映時間:2時間19分(139分)
・映論区分:PG12(12歳未満の年少者の閲覧には、親又は保護者の助言・指導が必要)
・時代設定:第二次世界大戦末期(太平洋戦争)の沖縄戦(前田高地)
みどころ
【みどころ①】前田高地でのCGを使わない戦闘シーン
スタッフ
監督:メル・ギブソン
<主な監督作品>
「ブレイブハート」(1995)
「パッション」(2004)
「ハクソー・リッジ」(2016)
キャスト
アンドリュー・ガーフィールド
<主な出演作品>
「BOY A」(2007)
「ソーシャル・ネットワーク」(2010)
「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ
・「アメイジング・スパイダーマン」(2012)
・「 アメイジング・スパイダーマン2」(2014)
「ハクソー・リッジ」(2016)
「沈黙 -サイレンス-」(2016)
サム・ワーシントン
<主な出演作品>
「ターミネーター4」(2009)
「アバター」(2009)
「タイタンの戦い」シリーズ
・「タイタンの戦い」(2010)
・「タイタンの逆襲」(2012)
「ハクソー・リッジ」(2016)
テリーサ・パーマー
<主な出演作品>
「明日、君がいない」(2006)
「魔法使いの弟子」(2010)
「ウォーム・ボディーズ」(2013)
「ハクソー・リッジ」(2016)
受賞歴
第89回 アカデミー賞(2017年)
・録音賞
・編集賞
あらすじ ※ネタバレ注意
人を殺めてはいけないということを強く心に決めていたデズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、軍隊でもその意志を貫こうとしていた。
上官(サム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン)や同僚(ルーク・ブレイシー)に爪弾きにされながらも、妻(テリーサ・パーマー)や父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の助けを借りて、銃を持たずに戦場に行くことを許可される。
そして、デズモンドは難攻不落の最終戦地「ハクソー・リッジ」での戦闘に参加することになった。
アメリカ軍が幾度となくハクソーの崖を登り制圧するも、敵のすさまじい攻撃に遭い、その度に撤退を余儀なくされる。敵の攻撃が続く中で、負傷した仲間たちが取り残されるのを見たデズモンドは、たった一人で戦場へ留まるというあり得ない決意をするが。。。
この映画がよかった人へのおススメ映画
プライベート・ライアン(1998年)(スティーヴン・スピルバーグ監督)
その他情報
第二次世界大戦の激戦地<ハクソー・リッジ>で武器を持たずに、たった一人で75人の命を救った実話から生まれた作品です。
【太平洋戦争とは】
1941年12月~1945年8月までの間、アメリカ合衆国、イギリスを中心とする連合国と日本との間で行われた戦争。広義には第二次世界大戦に含まれる。
太平洋戦争(英: Pacific War)という呼称はアメリカにとって太平洋での戦いであったために名づけられたもので、戦時中の日本では大東亜戦争と呼ばれていた。
日本の敗戦後、連合国の占領を受けてからは日本でも太平洋戦争と呼ばれるようになった。
デズモンドはセブンスデー・アドベンチスト教会の敬虔(けいけん)な信徒であり、沖縄戦で多くの人命を救ったことから、「良心的兵役拒否者」として初めて名誉勲章が与えられた人物だそうです。
「ハクソー・リッジ」とは、太平洋戦争の沖縄戦で主要な戦場となった浦添城跡の南東にある「前田高地」のことです。
北側が急峻な崖地となっており、高さ約120~140メートルあり、弓のこぎり(=Hacksaw)に見えたことから米軍がつけた呼称だそうです。
また、この映画では、メルと前妻ロビンとの間に生まれた7人の子供の5番目、ミロ・ギブソンがデビューしています。
ちなみに、役柄は兵士「ラッキー」役で出ています。さらに、2018年には「リーサル・ソルジャーズ」で初めて主演を務めたそうです。(映画自体はあまりふるわなかったようです)
評価
3.7点/5点満点