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ブラピが乗り込む戦車は本物だった!戦争映画「フューリー」(2014年)

フューリー(2014年)

フューリー(字幕版)

第二次世界大戦時代を描いた2014年のアメリカ合衆国の戦争ドラマ映画です。

 

第二次大戦末期のヨーロッパ戦線を舞台に、たった一台のシャーマン戦車でドイツ軍を相手に、死闘を繰り広げた5人のアメリカ兵たちの絆を描いた物語です。  

 

監督のデヴィッド・エアーは、「この映画は、ノルマンディー上陸作戦やバルジの戦いなど、アメリカ軍が参戦した有名なバトルを讃えるありふれた戦争映画とは違い、忘れられている部分、ナチス政権の最後の抵抗を描いている」と強調しています。

 

つまり、これまでの戦争映画で語られてきたアメリカ軍の武勲や勝利を讃えるものではなく、戦争そのものを描こうとしています。

 

 

基本情報

・制作年:2014年
・製作国:アメリカ
・原題:Fury
・配給:KADOKAWA
・上映時間:2時間14分(134分)
・映論区分:G(年齢にかかわらずだれでも閲覧できる)
・時代設定: 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線(1945年4月)

 

みどころ

【みどころ①】本物の戦車を使用した戦車戦
【みどころ②】ブラッドピットの演技とリーダーシップ

 

スタッフ

・監督・脚本:デヴィッド・エアー
・製作総指揮:ブラッド・ピット
・音楽:スティーヴン・プライス

 

キャスト

・ブラッド・ピット
・シャイア・ラブーフ
・ローガン・ラーマン
・マイケル・ペーニャ
・ジョン・バーンサル

 

受賞歴

第38回 日本アカデミー賞(2015年)
・優秀外国映画賞

 

制作

撮影は2013年9月から11月までにイングランドで本物のティーガーI戦車を使って行われています。

 

【ティーガーIとは】
第二次世界大戦期のナチス・ドイツで開発された重戦車(55トン級)である。制式名称は何度か変更されており、最終的にはVI号戦車ティーガーE型と呼ばれていた。VI号戦車にはI型とII型の2種類が存在し、それぞれティーガーI、ティーガーII と呼ばれる。本映画では、ティーガーIが使用されている。

 

世界で唯一駆動可能なティーガー戦車のティーガー131は、この映画を撮影する際に、イギリスのボービントン戦車博物館より貸し出されたそうです。

  

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ボービントン戦車博物館のドイツ軍のティーガーI

画像出典元URL: https://ja.wikipedia.org/

 

現代の戦争映画でティーガーIが使われるのは初めてで、ティーガー131は2009年から2012年のあいだにランニングコンディションに唯一レストアされています。

 

ティーガーⅠは、量産のきくシャーマン戦車と異なり、1942年から約2年間でわずか1350台しか生産されていません。また、連合軍は撃破後に戦車をことごとく破壊したため、現在世界に6台しか現存していません。


ちなみに、シャーマンはアメリカの高い工業力で1945年までに車体各型の全車種で50,000両弱生産されています。

 

 

あらすじ ※ネタバレ注意

1945年4月、連合国がナチス・ドイツに最後の攻勢をかけようとしていた。

 

第2機甲師団第66機甲連隊に所属する、ドン・「ウォーダディー」・コリアー(ブラッド・ピット)が車長を務めるM4A3E8 シャーマン(実際に使用されたのはM4A2E8)「フューリー」号には以下のクルーが乗り込んでいた。

・砲手のボイド・「バイブル」・スワン
・装填手のグレイディ・「クーンアス」・トラヴィス
・操縦手のトリニ・「ゴルド」・ガルシア

 

副操縦手は、前の戦闘で死亡し、補充として新兵でタイピストを務めていたノーマン・エリソンが配属される。ノーマンは戦車に乗り込んだことが無く、ましてや戦闘に参加したことも無かった。

 

戦車小隊が縦列で行軍中、ノーマンは木陰に敵らしき人影を見つけるが味方に警告せず、そのせいでヒトラーユーゲント(少年兵)の攻撃によって先頭を走るパーカー中尉の戦車が破壊され、乗員もろとも火だるまとなる。

 

さらに、ドイツ軍対戦車砲陣地との戦闘の際にも、ノーマンは戦うことをためらう。ウォーダディーは怒り狂い、戦争の現実を教えるためにノーマンに捕虜のドイツ兵を射殺するよう強要するがノーマンはこれを拒否する。ウォーダディーは力ずくで銃を持たせ、彼に捕虜を射殺させる。

 

その後、ウォーダディーとノーマンは民家に入り、ドイツ人女性のイルマとそのいとこ、エマに出会う。

ノーマンとエマはベッドをともにしたあと、4人で朝食を楽しもうとしたが、
ほかのクルーが家に押し入り、エマの飲み物にタバコを投げ捨てたり、食事につばを吐くなど嫌がらせをする。

 

初めは黙って見ていたウォーダディーだったが、クルーらが開戦当初の苦い思い出を語りだしたことでウォーダディーは激しく怒り、緊張を引き起こす。

 

伝令がやってきてウォーダディー達は任務に戻ろうとするが、そこにドイツ軍の砲撃が加えられる。砲撃によって砲弾がイルマの家を直撃し、エマは死亡する。


ドイツ軍は交差点を通過して攻撃してくる可能性が高いことから、ウォーダディーの率いる戦車小隊はその交差点の保持を命じられる。

部隊は行軍途中、1両のティーガーIと遭遇し、戦闘の末、ティーガーIの撃破に成功するものの、4両のうち3両が撃破され、フューリーのみが残る。車上無線機が戦闘で使えなくなり、支援を要請することが不可能となる。

 

フューリーは先に進み、田舎道の交差点に到着する。

交差点を監視できる丘の上へ移動しようとするが、対戦車地雷を踏んで右の履帯(キャタピラー)が切れ、走行不能となりフューリーは交差点上で立ち往生する。ウォーダディーらは戦車を降りて修理を試みるが、前方の丘へ偵察に出たノーマンは敵の接近を察知する。

 

約300名からなる武装SS大隊(国家社会主義ドイツ労働者党の親衛隊における武装組織)が近づく中、クルーは戦車を放棄して森へ逃げることを主張するが、ウォーダディーはこれを拒否し1人で戦おうとする。

 

初めは気が進まなかったクルーは待ち伏せ攻撃を行うことを決意する。
戦車上にドイツ兵の死体を置き、さらに火を点け、フューリーが撃破された遺棄戦車であるかのように装う。


敵をギリギリまで引きつけたウォーダディーとクルーは、戦車砲とすべての小火器・手榴弾を駆使して、圧倒的な数の差にも関わらず武装SS大隊に多数の損害を与えるが、武装SS大隊は夜に乗じて激しく反撃する。

 

クーンアスは砲塔を貫いたパンツァーファウスト弾頭の噴流を受け、
ゴルドは車内へ取り落した作動済みの手榴弾に覆いかぶさり、
バイブルは狙撃兵が放った銃弾を頭部に受け、クルー3名が戦死する。

 

ウォーダディーも狙撃兵の銃撃によって3発の銃弾を体に受ける。車内に残されたウォーダディーとノーマン、ウォーダディーはノーマンに戦車の下部脱出ハッチから逃げるよう促す。

 

車体の下に出たノーマンは、地雷の爆発によってできた地面の穴に隠れ、ウォーダディーは戦車の中に放り込まれた手榴弾の爆発によって戦死する。

 

ノーマンは戦車の下をのぞき込んだ1人の若い武装SS兵士によって発見されるが、武装SS兵はノーマンを見逃し先へ進んでいく。


翌朝、ノーマンはフューリーの車内へ這い上がり、ウォーダディーの遺体にジャケットをかける。


そこに到着したアメリカ軍部隊が車内で息を潜めていたノーマンを発見し、彼らの奮戦によってドイツ軍の攻勢が失敗に終わったことが暗示される。

 

唯一の生存者となったノーマンは衛生隊の移送車両によって後方に運ばれる。
一昼夜が過ぎた交差点一帯には燻ぶる炎と黒煙が立ち上り、周囲には無数に横たわるドイツ兵の遺体と破壊されたフューリーが路上にたたずんでいた。

 

感想

戦車戦では、ティガーの弱点を見極め、うまく立ち回って撃破するシーンなんかは緊張感が伝わってきます。

本物の戦車、武器、その時代の衣装を使ったりと、非常に丁寧に作られた映画だと思います。この映画を見て戦車に興味がわき、思わず、タミヤの「M4A3E8 シャーマン イージーエイト ヨーロッパ戦線」をポチってしまいました(笑)。

 

この映画がよかった人へのおススメ映画

・プライベート・ライアン(1998年、監督:スティーヴン・スピルバーグ)

 

その他情報

シャーマンとティガーの力の差は大きく、シャーマン4~5台でようやくティガー1台を打破できる位の差だそうです。実際は、ティガー1500台を打破するのにシャーマン5000台が要されたそうです。

衣装にもこだわって、実際に1940年生のものをベルリンで探し、ボタンからフックまで全て本物だそうです。

 

評価

4.3点/5点満点

 

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