TENET テネット(2020年)
2020年9月18日公開予定のアメリカ合衆国のアクションスリラー映画です。
本作は、「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」、「インターステラー」、「ダンケルク」のクリストファー・ノーラン監督が監督・脚本・製作を担当した作品です。
ところで映画のタイトル「TENET テネット」で何か気づきましたでしょうか。実は英字つづりが回文となっています。映画のテーマ「時間の巡行と逆行」にちなんで、前から読んでも後ろから読んでも同じつづりになるようにつけられています。
作品としては、時間が逆行するゲーム性をリアルに描き、常識をくつがえすような作品です。主人公のミッションは、人類が当たり前のように信じている時間のルールから抜け出し、時間に隠された秘密を解き明かして第三次世界大戦をとめることで、そのキーワードが「TENET(テネット)」であり、その言葉の使い方次第で先の未来が決まります。
基本情報
・公開年:2020年
・製作国:アメリカ
・原題:Tenet
・配給:ワーナーブラザーズ映画
・上映時間:2時間31分(151分)
・映論区分:G(年齢にかかわらずだれでも閲覧できる)
・時代設定:?
みどころ
【みどころ①】時間の逆行の映像表現
【みどころ②】時間の逆流を描いた戦闘シーン
映画『TENET テネット』本予告 2020年9月18日(金)公開
スタッフ
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
<主な監督作品>
「メメント」(2000年)
「ダークナイト トリロジー」
・「バットマン ビギンズ」(2005年)
・「ダークナイト」(2008年)
・「ダークナイト ライジング」(2012年)
「インセプション」(2010年)
「インターステラー」(2014年)
「ダンケルク」(2017年)
「TENET テネット」(2020年)
キャスト
ジョン・デヴィッド・ワシントン
<主な出演作品>
「ブラック・クランズマン」(2018年)
「TENET テネット」(2020年)
ロバート・パティンソン
<主な出演作品>
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005年)
「トワイライト」シリーズ
・「トワイライト〜初恋〜」(2008年)
・「ニュームーン/トワイライト・サーガ」(2009年)
・「エクリプス/トワイライト・サーガ」(2010年)
・「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」(2011年)
・「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2」(2012年)
「リメンバー・ミー」(2010年)
「マップ・トゥ・ザ・スターズ」(2014年)
「グッド・タイム」(2017年)
「ザ・ライトハウス」(2019年)
「TENET テネット」(2020年)
エリザベス・デビッキ
<主な出演作品>
「華麗なるギャツビー」(2013年)
「コードネーム U.N.C.L.E.」(2015年)
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017年)
「ロスト・マネー 偽りの報酬」(2018年)
「TENET テネット」(2020年)
あらすじ
満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスで、テロ事件が勃発する。罪もない人々の大量虐殺を阻止するべく、特殊部隊が館内に突入する。
特殊部隊に参加していた名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、仲間を救うため身代わりとなって捕えられ、毒薬を飲まされてしまう…しかし、その薬は何故か鎮痛剤にすり替えられていた。
昏睡状態から目覚めた名もなき男は、フェイと名乗る男から「あるミッション」を命じられる。それは未来からやってきた敵と戦い、世界を救うというものだった。
未来では、「時間の逆行」と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっていた。
ミッションのキーワードは「TENET(テネット)」。「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」。
謎のキーワード、TENETを使い、第三次世界大戦を防ぐのだ。突然、巨大な任務に巻き込まれた名もなき男。彼は任務を遂行する事ができるのか...
上映前の思い
ノーラン監督の直近の作品といえば、1940年の第二次世界大戦初期、フランスのダンケルク海岸で行われたダイナモ作戦を題材にした「ダンケルク」(2017年)で、今回の作品「TENET テネット」(2020年)の公開はそれから約3年が経ちます。
個人的には、クリストファー・ノーラン監督(以下、ノーラン監督)の作品が好きで、新作を首を長くして待っていたところ、「TENET テネット」(2020年)の公開を知りかなり楽しみにしています。
予告等を見る限り、「インセプション」(2010年)に近い作品のようにも思えますが、ノーラン監督の今までの作品に同じような映画は無かったので、違った発想の作品で「映画ファン、ノーラン監督ファン」を楽しませてくれるのではないかと期待しています。
下記は、クリストファー・ノーラン監督のおススメの作品です。
個人的には「インターステラー」(2014年)が特におススメです。「インセプション」(2010年)も人の夢や潜在意識に潜り込み情報を盗むといった内容で、少し難しいですがこちらも面白い作品です。ダークナイトシリーズについては、アメリカン・コミック「バットマン」を題材にした実写映画で、だれでも楽しめる&世間の評価も非常に高かった作品です。
感想
ようやく時間が取れたので、本日(2020/9/26)、「TENET」を鑑賞してきました。
以下感想になります。
この映画を見た芸能人(GACKT、LiLiCo)も言われているように、1度見ただけでは理解するが難しい映画です。私自身は登場人物がどういった関係なのか、なぜそういうことになったのかが分からなかったので映画の世界に入り込めませんでした。
この映画は、吹き替えで見たほうが分かりやすいと思います。字幕で見ると会話のトーン、ニュアンスが分かり難いので理解に苦します。しかし、TENETの吹替版は上映されていないようです。blu-rayや動画配信で出てからもう一度見ようと思います。
同監督(ノーラン監督)の「インセプション」(2010年)も理解に苦しみましたが、本作はそれ以上でした。あと2回くらいは見ないと理解できないような気がします。40代後半のごく普通のサラリーマンにはちょっと難しい作品でした。でもこういった新しい発想の映画を世に送り出してくれるノーラン監督を私は好きです。今後もアッと驚くような作品を期待しています。
評価
3.7点/5点満点